お久しぶりです、ごくごくたまに更新されるアレなブログですが、ちらほら結構のぞいて頂いている方がいるみたいで(ブロント語風味)、ありがとうございます。
これからもこのテンポだと思います。()
さて、今回は松井江のウィッグセット製作過程というか作り方というかなんかそういうのです。
タイトル通りクラッセさんで分け目パーツと生え際パーツを買って使って作成する場合、って感じになります。
ご参考になれば…なるのか…?わかんないけどどうぞ…
〈使うもの紹介〉
こちらのシルバー02です。
アシストやスワローに慣れた身だからか、めちゃくちゃ土台自体が柔らかくてびびります。コンシェルジュもこんな感じでやわやわだった気が。
分け目パーツ ブラック07
生え際パーツ グレー02
どっちかに合わそうとして品切れだったのでこうなりました。
まぁだいたい同じような色なので別に大丈夫です。()
黒の染め粉
黒染めには必ず促進剤付きのを買ってください。(上のリンクのがそうです)
中に普通の染め粉と、促進剤の粉の袋が入っています。
以前使って促進剤が余ってる方は付いてないやつ買って大丈夫です。安上がりですし。
〈手順〉
まずざっくりと(長めにカットすると後悔が少ないです)、ベースのボブをカットします。
コテでなんとなく分け目を作るとイメージしやすいのでオススメです(あとでどうせ染めの熱でダメになりますので適当でいいです)
作業空間が汚いのでヘブン状態にしましたがお気になさらないで下さい
次に熱した後にわかりやすいように、事前に分け目パーツを貼る場所の毛をカットしておきます。(あとでパーツに合わせて更にカットしますが)
出来たら次は染色に入ります。
バケツに2リットルの熱湯と、4gの染料を紙コップか何かで熱湯で溶かした汁を入れて、サーっと混ぜて溶かします。その後促進剤を4gぶち込みます。
温度が下がると染まりが悪かったり色味が変わりますので、スピードが大事です。
染めたくないところを鷲掴みして、頭頂部と前髪からズブッとバケツにぶち込みザブザブやります。毛細管現象で吸い上げてグラデしてくれるので、わりと雑でも大丈夫です。
だいたい10-20分くらいザブザブやって良さそうになったら引き上げます。
アホみたいに熱いですがこの時に手櫛でだいたいの毛流れを直すと後でめちゃくちゃ楽です。
その後水でバーっとすすいでウィッグを洗って、干します。
熱がりながら手櫛で整えたのでだいぶおしとやかです。
乾いたら(ドライヤーとかで乾かしてもいいと思います)カットセット開始です。
まずは分け目パーツと生え際パーツを貼る部分を根本からカットしてハゲてもらいます
そして生え際パーツ、分け目パーツを貼ります
気が楽なのでグルーガンでグッとやってしまいましたが、しっかり貼れるなら接着剤でも大丈夫です。
オレンジ点線が生え際パーツ部分、黄緑の線が分け目パーツ部分です。
完成です!
虹色がとんでもないレポになってしまいましたが、こんな感じです。
クラッセさんの分け目パーツと生え際パーツが優秀なので、セットがとても簡単です
この製法で難しいのは染めた後どの位の黒みになるかを予想して染めた色味に近いであろうパーツ部分のカラーを選ぶことくらいです。
コツとしては染め時間を確保してしっかり染めることと、各パーツが上からかぶさる部分と生え際という暗い部分になるので、二択で悩んだ時は比較的暗い方を選ぶことかなと思います。促進剤入れてもほぼ黒に近付けても真っ黒は無理なので…。
何かの参考になれば幸いです。
それではまた!